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2007年11月05日(月) 00時00分

比べておいしい 2キロの少量販売朝日新聞

 炊きたての新米の郷愁を誘う風味に、思わずほおが緩む季節。梅田の阪神百貨店地下1階のデイリーフーズでは、発売を待ちかねていた人たちに2キロ入り少量販売の「おいしいお米」がよく売れている。少しずつ買えば食味の違いを楽しめるうえ、常に精米したてを食べられる。とりあえずカロリーを確保する「主食」だった米も、いまや風味重視の一種の嗜好(しこう)品になりつつあるのかもしれない。

カルゲン魚沼こしひかり吉兆楽

 農薬を減らした特別栽培米や有機栽培米の銘柄が年々増えているが、一番人気は、新潟県の特別栽培米「カルゲン魚沼こしひかり吉兆楽」(2キロ・1932円)。有機肥料のカルゲンを用いた農法で、カルシウムが多く含まれている。

 兵庫県立播磨農業高校生がアイガモ農法で育てた有機栽培の「ヒノヒカリ」(5キロ・4620円)も「弾力があり、昔の米の味がする」と好評だ。

 1キロから量り売りの銘柄もあるが、一部は注文を受けてから取り寄せとなる。

(アサヒ・ファミリー・ニュース社 江口佳代)

http://www.asahi.com/kansai/taberu/depa/OSK200711050006.html