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2007年11月05日(月) 10時00分

懲りないTBS 早くも亀田戦OA継続宣言日刊ゲンダイ

 もうほとぼりが冷めたとでも思ったのか。1日亀田兄弟の“生みの親”TBSが、「亀田兄弟が今後どう変わっていくかを取材していく。条件が整えば当然中継していくと思う」(石原俊爾専務)と記者会見で発言。今後も試合中継を続けていくことを明らかにした。
 スポーツライターの織田淳太郎氏が言う。
「TBSにとって亀田兄弟はまだまだ“金のなる木”なんです。父親の排除に成功し、長男の興毅は先日の謝罪会見でバッシングは底を打った。協栄ジムの金平会長はようやく亀田兄弟を自由に動かせるようになったのです。協栄ジムが亀田との契約を継続する以上、長年蜜月関係にあるTBSが手放すはずがない」
 実は、今月4日に行われるWBA世界フライ級王者・坂田健史の防衛戦の結果いかんで、興毅の世界戦の相手は内藤大助になるというのだ。
「坂田が敗れれば、同級1位の興毅が指名挑戦者として新王者と対戦。坂田の防衛なら、同門の興毅はWBCに移籍。WBC世界フライ級王者・内藤が来年2月に予定されるポンサクレックとの防衛戦に勝てば、内藤VS.興毅という“世紀の遺恨試合”が現実味を帯びてくる」(織田氏=前出)
 この試合が実現すれば、視聴率はボクシング史上最高をはじき出す可能性だってある。TBSはボロ儲けだ。
「先月の内藤VS。大毅戦での視聴率は28%。TBSが払った放映権料は2億円ともいわれてますが、スポンサー料で数倍稼いだともっぱらです。内藤VS。興毅はその比じゃないでしょう。某民放キー局がTBSに亀田の“移籍”を打診したといわれていますが、批判覚悟で放送したくなるくらいオイシイのです」(広告代理店関係者)
 どの局も視聴率のことしか頭にないということか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071105-00000015-gen-ent