2007年11月05日(月) 15時42分

『働きマン』考〜何を思いっきりしたいですか？（オーマイニュース）

　以前、深夜枠でアニメ『働きマン』が放送されていました。主人公は、命がけで働くカッコイイ女、私は見る度にパワーをもらっていました。

　“働きマン　ドラマ化”、この予告を見たときは、アニメがドラマになる面白みは、半信半疑で興味は湧きませんでしたが、偶然再放送で見ることになりました。

　主役を演じる管野美穂さんは、強烈な主役のキャラを全開に演じていました。

　怒る所、嫌な事を言われ変な顔をする所（すっごく不細工顔）、泣く所、大股に足を広げ立つ所、凹んだとき猫背になり、体がS字になる所（しみじみ伝わる）など、役者の魅力とドラマの主人公、松方弘子（まつかたひろこ）に共感し、私はぐいぐいと画面に引き寄せられました。

　出版社に勤める松方弘子は、仕事に対する姿勢は半端じゃありません。恋人との約束より、仕事のスクープを取ります。しかし、松方弘子は、結婚願望も持ち合わせているという、なんとも心のバランスの取りにくい生き方です。

　恋人の事、仕事の事で壁に見事にぶち当たっていくのです。そんな松方が、今後どういう人生の選択をするのかが、ドラマの見所だと思います。

　ドラマを見終わって、松方弘子の名言「仕事をしたなーって思って死にたい」が、耳に残りました。「今の私にはあるのか？　松方弘子のようなくらいつきが」と、考えさせられました。

　くらいついて、命がけで……ではありませんが、今1番、私が胸張ってがんばっている事、必死で続けて行きたい事があります。

　我が家には、まだ幼児もいます。人の体を作る源＝食事だと思い、私は気を配ります。食材は国産、無農薬、減農薬、飼料が遺伝子組み換えでない物や無添加の物にしています。

　しかし、食事を作る時間や費用を考えた時には、スーパーで輸入物や化学調味料の入ったものにも手は伸びますが、週のうち数回の登場に留めるようにしています。

　毎週定期的に届く、私の選んだ食材が底を着いたときに、スーパーへ走るというわけです。そして、思うような材料で、食事作りが出来たときは非常に満足です。

　例えば、産直米の炊き立てご飯、煮干と昆布だしが上手く取れ、野菜たくさんの味噌汁、国産鶏の照り焼きと、品数は決して多くはありません。が、頑張った時の家族の「おいしい、おかわり」は、とてもとても最高です。

　私が「思いっきりしたなーっ」と思いたい事、「家族に、たくさんおいしいご飯を作ったなーっと思いたい」でした。松方にとっての仕事が、私にとっての家族への食事でしょう。みなさんは、何を目指し、思いっきりしたなーっと、思いたいですか？

（記者：沢口 幸恵）

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