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2007年11月04日(日) 09時44分

「大連立」騒動ツカサネット新聞

11/4の読売新聞一面の記事を見て驚きました。
【「大連立」小沢氏から】
という大きな見出しです。

前日までも、「連立構想を持ちかけたのは小沢氏からではないか」という話がくすぶっていたようですが、それを肯定する形になりました。
党首会談を持ちかけたのも小沢氏からであり、連立構想も首相の方から持ちかけた形にするよう要請したとのこと。内閣支持率も回復し、新テロ法案も衆議院での再可決という見通しのある中で、このような申し出を受けた福田首相にも疑問を持ちます。ずいぶんと低姿勢に出たものですね。
ですが、小沢氏の目的は何なのでしょう?私個人としては「単なる政権が欲しい」という印象しか持ちません。「政策実現」を口実に掲げていますけれど、そうまでして実現させたい政策があるとは思えませんが。

先の参議院選挙では、年金問題を背景に前首相の指導力不足、閣僚の失言などが重なって民主党に流れが傾きました。国民の多くは新しい政治に期待した「期待票」の投票だったのだと思います。
ところが、その後の民主党は期待に応えたとは言いがたいのではないでしょうか。
「テロ法案」では反対を繰り返し、代替案は「ISAFに自衛隊派遣」という突拍子もないもの。「郵政民営化凍結」などという案も出ていましたね。
消費税、年金・・・議論してもらいた部分はもっと違うものなんです。
内閣支持率を回復の兆しを見せているのは、こうした民主党の対応に失望した民意の表れでしょう。

それにしても「大連立は小沢氏から」という情報はどこからもれたのでしょう?
これも自民党の策略というのは考えすぎでしょうか?
この騒動で株を落としたのは小沢氏であり、民主党にとって打撃となることはいうまでもありませんから。


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(記者:さくらんぼうず)

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