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2007年11月04日(日) 12時13分

今度こそ改革できる? 大阪市長選に現新4氏届け出産経新聞

 大阪市長選が4日告示され、新人で元大阪市立大教授の橋爪紳也氏(46)、元毎日放送アナウンサーの新人、平松邦夫氏(59)=民主推薦、市長の関淳一氏(72)=自民、公明推薦、元共産市議団長の新人、姫野浄氏(72)=共産推薦が、いずれも無所属で立候補を届け出た。このほかに派遣会社社員(31)が立候補の準備を進めている。
 政党推薦を受けた平松、関、姫野の3氏と、まちづくりNPOらが母体となった橋爪氏の知名度の高い4氏の混戦になるとみられる。投開票は18日に行われる。
 今年7月に行われた参院選後初の大型選挙。政党は参院選で大勝した民主と連立与党の自民・公明がそれぞれ推薦候補を出し、中央政界の構図を再現した形になった。長く共産をのぞく各政党が助役出身候補に相乗りして推薦する構図が続いた同市長選で、本格的な「政党対決型」になるのは、保革対決だった昭和38年の選挙以来。
 しかし、今月2日に自民党の福田康三首相(党総裁)と民主党の小沢一郎代表の党首会談で飛び出した大連立構想の影響で対立色が薄まり、シラケムードが広まることも懸念されている。
 選挙は、これまで関氏が進めてきた市政改革の是非がもっとも大きな争点。各候補で訴えに相違点がある市営地下鉄の民営化や赤字第3セクターの処理方法なども争点として浮上している。

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