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2007年11月02日(金) 10時00分

世界のヘンテコ迷信あれこれ日刊ゲンダイ

 ミャンマー軍事政権の打倒を狙い、ちょっと笑っちゃう市民運動が盛り上がっている。各国のミャンマー大使館に女性の下着を送りつけるというもので、その名も「パンティーの力」。タイやミャンマーに伝わる「女性の下着を触ると男性の力が弱まる」という迷信がきっかけなんだとか。
「ミャンマーは迷信の宝庫で、凶事の前には国内の仏像の胸板が一斉に2〜3センチ厚くなるといわれています。日常生活を左右する習わしが山ほどあるので、どの政治家にもお抱えの占星術師がいる。また、お隣のタイでは新生児の赤血球と白血球の数を一定のバランスに揃えないといい子に育たないと信じられていて、丸2日間光に当て続けます。病気がちだったり、悪いことが続くと体に仏教用語の刺青を彫るのは東南アジア全域で行われています」(旅行作家の下川裕治氏)
 日本では黒猫に横切られると縁起が悪いが、英国では一転して吉兆だ。「汁物を残すと夫が浮気をする」「子どもの顔をふきんで3回拭くと人見知りしなくなる」と信じられているのは韓国。
 男児を授かるとエジプトではヨソからねたまれないように、モンゴルでは悪魔にさらわれないように、子どもに「乞食」「名なし」などのヘンテコな名前をつけるという。どれもほほ笑ましいが、シャレにならないものもある。
 アフリカで広まっているのが、エイズ絡みの迷信。南アフリカでは「治療になるから」と女児をレイプしたり、ケニアでは「特効薬になる」と言って童貞の男性器をチョン切る事件が起きたという。聞くだけでシュンとしてくる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071102-00000007-gen-ent