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2007年11月02日(金) 11時27分

ヒンギス、コカインに陽性反応…使用を否定し現役引退へ読売新聞

 【パリ=若水浩】女子テニスで元世界ランキング1位のマルチナ・ヒンギス(27)(スイス)が1日、スイスのチューリヒで記者会見を開き、今年6月のウィンブルドン選手権のドーピング検査で麻薬コカインの陽性反応を示したことを明らかにし、引退を表明した。

 ヒンギスは「コカインの使用は100%ない」と潔白を訴えたが、「おぞましい非難と戦うよりも、引退を選ぶ」と決意を語った。

 ヒンギスが陽性反応となったのは、6月29日に3回戦で米国選手に負けた後の禁止薬物検査。ウィンブルドン選手権は背中などの痛みで、1か月以上欠場した後の復帰戦だった。

 ヒンギスは「この疑惑と向きあうために、あえて会見を行った」と話し、彼女の弁護士による調査の結果として、「薬物検査の尿サンプル取り扱いに不備があり、取り違えられた可能性がある」と主張した。また、コカインについて「トップクラスのテニスを続けるのに使用が何の利益にもならない」と話した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071102-00000403-yom-spo