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2007年11月02日(金) 23時46分

大阪市長選、4日告示 参院選後初の大型選挙で与野党激突産経新聞

 大阪市長選が4日告示される。立候補を表明しているのはいずれも無所属で、市長の関淳一氏(72)=自民、公明推薦、元毎日放送アナウンサー、平松邦夫氏(58)=民主推薦、元共産党市議団長の姫野浄氏(72)=共産推薦、元大阪市立大学教授、橋爪紳也氏(46)。いずれも知名度が高く、混戦が予想される。民主が大勝した参院選後初の大型選挙で自公と民主が激突する構図で、次期衆院選の前哨戦としても注目されそうだ。

 長く自民、公明、民主が助役出身の候補者に相乗りしてきた大阪市長選としては、保革対決となった昭和38年以来の本格的な政党対決型の選挙になる。

 これまでは、関氏が自公に推薦を求めたものの告示直前までまとまらない一方で、民主が独自候補として平松氏を擁立する展開。2年前の出直し市長選にも出馬した姫野氏は早くから地道な活動を続けている。唯一の40歳代の橋爪氏は当初、自公の一部に推す声があったが、推薦は得られず、勝手連を中心とした手作り型選挙になりそうだ。

 職員厚遇問題などに端を発した市政改革の是非や市営地下鉄の経営形態のあり方、赤字第3セクターをはじめとした「負の遺産」の処理方法などを争点に選挙戦が繰り広げられる。18日に投票、即日開票される。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071102-00000952-san-pol