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2007年11月02日(金) 13時04分

イラク生物兵器情報は作り話=元学生が亡命のためねつ造−米CBS時事通信

 【ニューヨーク1日時事】米CBSテレビは1日、イラクのフセイン政権は生物兵器を保有しているという2003年の対イラク開戦の根拠となった情報について、ねつ造した男性を特定したと発表した。
 男性の名前はラフィード・アハメド・アルワン氏。イラクの大学で化学工学を専攻、バグダッド近郊のある施設で短期間勤務した経験もあるという。
 アルワン氏はその後、ドイツに亡命を申請。亡命許可を得るため、自分は移動式生物兵器を製造している施設の責任者だとの話をでっち上げた。
 独情報当局は、この話を米中央情報局(CIA)に報告。当時のパウエル米国務長官は、対イラク開戦直前の03年2月の国連安保理演説で同情報を引用し、武力行使の正当性を世界に訴えた。

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