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2007年11月01日(木) 00時00分

東京の中学生、携帯有害サイト規制サービス利用わずか読売新聞

 有害サイトへの接続を制限する携帯電話の「フィルタリングサービス」を利用している都内の中学生は、約2割にとどまることが警視庁の調査でわかった。

 同庁は今年7月、公立や私立中学計13校の生徒約5500人を対象に、携帯電話の利用状況を調査した。

「プロフ」に実名掲載5割

 携帯電話の所有者は68・4%(3760人)で、このうち出会い系サイトやわいせつ画像サイトを「知っている」と答えたのは、それぞれ69・8%(2623人)、63・1%(2371人)に上るが、フィルタリングの利用者は23・4%(880人)にとどまった。

 中には「ゲームサイトやコミュニティーサイトを通じて知り合った成人らとカラオケをした」という回答もあり、同庁では「実態が出会い系サイトと変わらないものもあり、これらのサイトにもフィルタリングは有効」と呼び掛けている。

 一方、悪質な書き込みが問題になっている「プロフ」を開設しているのは14・9%(561人)で、うち53・1%(298人)が実名を掲載し、26・6%(149人)が自分の写真を掲載しており、個人情報を安易に公表している実態が明らかになった。

http://www.yomiuri.co.jp/net/security/s-news/20071101nt03.htm