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2007年11月01日(木) 12時05分

関越道逆走衝突事故:運転手に慰謝料支払い命令−−前橋地裁判決 /群馬毎日新聞

 高速道路で逆走車を避けようとして交通事故を起こした茨城県の一家が「死の恐怖を感じた」として、逆走した運転者の男性を相手取り、慰謝料など約370万円を求めた訴訟の判決が31日、前橋地裁であった。渡辺和義裁判官は「認知症で高速道路を運転している認識がなかった」という被告側の主張を「証拠はない」として退け、「逆走車に起因した事故で精神的苦痛は増した」として計116万円の支払いを命じた。
 判決などによると、一家は05年8月14日、夫(当時43歳)の運転する乗用車で妻(同)と子供2人を乗せて、みなかみ町石倉の関越自動車道を新潟方面に走行。前方から男性(当時75歳)の軽トラックが逆走してきたため、避けようとして中央分離帯などに衝突した。【鳥井真平】

11月1日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071101-00000116-mailo-l10