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2007年10月25日(木) 22時14分

亀田父の契約解除示唆 兄弟の現役続行は後押し 金平氏朝日新聞

 プロボクシングの世界戦での反則を巡って日本ボクシングコミッション(JBC)からライセンス停止処分を受けた亀田大毅選手(18)と父の史郎トレーナー(42)、厳重戒告処分を受けた長兄の興毅選手(20)に関し、所属先の協栄ジムの金平桂一郎会長は25日、興毅選手が亀田家を代表し謝罪をすることを明らかにした。一方で、公の場での謝罪を拒んだ史郎氏とは「今後、セコンドにつけることはない」とし契約を解除することを示唆した。兄弟の現役続行は後押しする意思も明らかにした。

 興毅選手の謝罪会見は26日午前9時から金平会長が同席して行われる。この場に相手への威嚇や反則の指示をした史郎氏が同席しないことについて、同会長は「ボクシング業界に残るなら謝罪の必要がある。そうしないことを選択したということ。史郎氏は重い決断をしたと思う」と、史郎氏がボクシング界から離れる決断を下したことをほのめかした。

 また、反則の指示をしたと見なされた興毅選手と、反則を繰り返した大毅選手については、「自宅ではなく、ジムに来て練習しなさいと伝えた」とし、協栄ジムでの現役続行を前提とした処分が下される。

 金平会長は25日、東京都内の亀田家を訪れ、史郎氏、興毅選手と会談し、ジムとして改めて処分を科す考えを伝えた。

http://www.asahi.com/sports/update/1025/TKY200710250388.html