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2007年07月13日(金) 16時00分

過払い金返還、利息付き原則=借り手に有利な初判断−グレーゾーン金利で・最高裁時事通信

 利息制限法の上限を超えるグレーゾーン金利で借りたため、本来は支払う必要がなかった「過払い金」の返還を受ける際、借り手が業者に利息を付けるよう求められるのはどのような場合かが焦点となった2件の訴訟の上告審判決が13日、最高裁第二小法廷であった。
 第二小法廷は、グレーゾーン金利の適用要件を満たさない場合、「貸金業者は不当と知りながら過払い金を得たと推定される」として、原則的に利息を付けて過払い金を返さなければならないとの初判断を示した。
 その上で、利息を付けるべきではないとした2審判決を破棄し、審理を東京高裁に差し戻した。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070713-00000092-jij-soci