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2007年07月13日(金) 03時02分

架空話で総連資金引き出す=「30億円で売れる」−朝鮮総連本部詐欺・東京地検時事通信

 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部をめぐる詐欺事件で、元公安調査庁長官緒方重威容疑者(73)とともに逮捕された元不動産会社社長満井忠男容疑者(73)が4月中旬、総連に対し、「30億円で買うところがある」と架空の話を持ち掛けるなどして、計約4億8000万円の資金を引き出していた疑いの強いことが12日、関係者の話で分かった。
 総連から資金が提供された日に満井容疑者側から売却先の紹介を頼まれた債権回収会社の部長は東京地検特捜部の任意の事情聴取に対し、「総連本部の話ははっきり断った」などと供述。周囲に「30億という額も聞いたことがない」と説明している。
 特捜部は、総連から緒方容疑者側に渡った約4億8000万円についても詐欺に当たる可能性もあるとみて調べている。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070712-00000210-jij-soci