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2007年06月30日(土) 16時01分

融資詐欺:多発! 「振り込め」33件2100万円−−県警、注意呼び掛け /佐賀毎日新聞

 鳥栖署は29日、今月下旬からみやき町の男性2人が計約120万円の「振り込め詐欺」被害に遭ったと発表した。いずれも「借金をまとめることができる」という郵便が届き、保証人費用などと偽って現金を振り込ませていた。同様の手口を使う詐欺事件は、県内で今年に入って5月末までに33件、計約2100万円の被害届が出されている。県警は注意を呼び掛けている。
 10日、60代の無職男性宅に、東京の融資会社を名乗り「借金の一本化のために融資する」とするはがきが届いた。記載してあった電話番号に連絡したところ、保証人を立てたりブラックリストから名前を削除する費用を請求され、22〜25日の間に指定された都市銀行の口座へ6回にわたって計約103万円を振り込んだ。
 18日には40代の自営業の男性宅に、別の会社を名乗る封書が届いた。内容はほぼ同じで、連絡したところ金融協会への加入費などを請求され、21日、25日に計20万円を振り込んだ。いずれも融資の振り込みはなく、28日に同署へ被害届を出した。
 佐賀市内では25日にも26歳男性が「借金の整理」を勧めるダイレクトメールにだまされ、41万円をだまし取られている。【遠藤雅彦、関谷俊介】

6月30日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070630-00000242-mailo-l41