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2007年06月30日(土) 10時07分

昭和鉄工 「24時間風呂」で発火 事故7件 5万8000台無償点検へ西日本新聞

 経済産業省は29日、昭和鉄工(福岡市)が製造した浴槽用温水循環器(24時間風呂)で火災などの事故が計7件発生しているとして、同社が対象機種5万8709台を無償点検・修理する、と発表した。

 経産省などによると、6月8日に宮崎県門川町の民家で24時間風呂から発火、同製品を焼損し、浴室内がすすける事故が発生。調査の結果、同社製品の一部で制御基板のはんだ部分が割れて火花が出たことが原因とみられる事故が計7件発生していたことが分かった。いずれの事故でも、けが人などはなかったという。

 対象機種は1993年5月から2004年2月にかけて同社が製造した商品名「バスポカ」(型番BP‐7ほか)など。北部九州を中心に全国で販売されたという。同社は、対象機種の使用中止を要請。無償点検・修理のため利用者に電話連絡を求めている。

 問い合わせは昭和鉄工フリーダイヤル=(0120)218026。

=2007/06/30付 西日本新聞朝刊=

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070630-00000014-nnp-l45