2007年06月29日(金) 19時41分

中国、家庭用常備歯磨き粉からもジエチレングリコール（産経新聞）

　中国製練り歯磨きから成分表示されていないジエチレングリコールが相次いで見つかっている問題で、家庭用の常備練り歯磨きからもジエチレングリコールが検出されたことが２９日、東京都への報告で分かった。これまで国内で混入が見つかった９社１２製品の歯磨き粉はいずれも使い捨て歯磨きセットだったが、家庭用常備歯磨きから見つかったのは初めて。
　新たに混入が判明したのは、フィブロ製薬（東京都足立区）が輸入販売していた「三七歯磨」。中国広東省のメーカーが製造していた。容量は１２５グラムで、ジエチレングリコールが０．１％含まれていた。健康に影響はない量だが、同社は使用中止を呼びかけ、自主回収を始めた。
　同社によると同製品は平成１５年２月に輸入販売を始め、１万３４３９本を出荷。海外でジエチレングリコールの混入が報道され、今月１２日に出荷を停止していた。

【関連記事】
・ 中国でも偽造・粗悪食品が横行　２万３０００件摘発　
・ １００円ショップの中国製有害歯磨き粉　工場信じチェック甘く…
・ 悪臭プンプン…中国、２年前生産のちまき販売
・ 中国製歯磨き有毒物質混入　官房長官、他製品も確認
・ 中国製歯磨きから有害物質　ホテル向け３製品
・ 「ニセ物天国」返上？　中国で賠償１億３２００万円
・ 中国原材料含むペットフード　宮城の店頭で販売

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070629-00000908-san-int