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2007年06月29日(金) 11時01分

振り込め詐欺:社保職員名乗り 「年金差額払い戻し」と−−日光 /栃木毎日新聞

 社会保険事務所職員を名乗り、十数万円をだまし取る振り込め詐欺事件が、日光市内で発生していたことが28日、分かった。「差額払い戻し」と称し、最初は被害者に1万円を振り込んで信用させその後は次々と振り込ませる手口。今市署は、年金問題に乗じた県内初の振り込め詐欺事件とみて、注意を呼び掛けている。
 同署の調べでは、日光市内の男性(50)宅に今月13日、東京の社会保険事務所職員を名乗る男が「年金の差額分を支払いたいので、口座番号を教えてほしい」と電話。番号を教えると、実際に1万円が振り込まれた。ところが、さらに同じ男から26日までに、「1万円を振り込んだから、利息分を支払ってほしい」との電話が繰り返しあった。男性は、差額分が再び振り込まれると思い、言われるままに指定口座に計十数回、十数万円を振り込んだという。
 振込先の銀行が、口座の出入金を不審に思い、口座を凍結、同署に通報した。男性に連絡したところ、詐欺に遭っていたことが分かった。【浅見茂晴】

6月29日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070629-00000037-mailo-l09