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2007年06月29日(金) 22時42分

競馬投資で2社が賞金配当を流用、農水省が業務改善命令読売新聞

 農林水産省と北海道、関東両財務局は29日、競馬レースの賞金を投資家への配当以外の目的に流用していたなどとして、投資販売会社「大樹レーシングクラブ」(東京都品川区)と「大樹ファーム」(北海道大樹町)に対し、業務改善命令を出した。

 組織の体制強化などに関する業務改善計画の提出を求めている。大樹ファームはタイキブリザードなど有名なG1馬を出走させた実績がある。

 大樹レーシングクラブは投資家から出資を募って競走馬を購入。大樹ファームがこれらの馬を日本中央競馬会(JRA)のレースに出走させ、賞金が出た場合、投資家に配当する仕組みになっている。しかし、大樹ファームは昨年9月ごろ、賞金の一部を牧場運営費などに流用。同クラブは投資家への配当を続けるため、投資家から預かった餌代などの「維持会費」を配当にあてていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070629-00000414-yom-soci