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2007年06月29日(金) 21時02分

<競馬ファンド>大樹ファームに業務改善命令毎日新聞

 金融庁と農林水産省は29日、競走馬を共同で購入して賞金などを投資家に配当する競馬ファンド大手の「大樹レーシングクラブ」(東京都品川区)と「大樹ファーム」(北海道大樹町)に、商品ファンド法に基づく業務改善命令を出した。両社はフランスの有名レースを勝ち、日本中央競馬会(JRA)の98年度の代表馬に選ばれた「タイキシャトル」などが所属したことで知られている。
 同庁によると、投資家から集めた資金で同クラブが競走馬を購入し、レースで得た賞金などは同ファームがいったん受け取り、同クラブを通じて投資家に配当する仕組み。しかし、同ファームは賞金を牧場運営費に充てるなど、適切な資金管理体制が整備されていなかった。ただ、投資家への配当支払いが滞るなどの問題はなかったという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070629-00000106-mai-soci