記事登録
2007年06月28日(木) 16時00分

不審電話:社保事務所職員をかたる 2人が計275万円被害 /山口毎日新聞

 社会保険事務所の職員をかたった不審な電話が相次いでいる問題で、下関、岩国両市の計2人が総額約275万円をだまし取られていたことが分かった。県警は振り込め詐欺事件として捜査を始めた。
 県警によると、1月7日、社会保険庁の職員を名乗る男が下関市の女性(61)に電話で「年金受給制度が変わり、払い戻しがある。ATM(現金自動受払機)に向かってほしい」と話した。女性は言われる通りATMを操作し約180万円を振り込んだという。
 6月22日にも岩国市の女性(33)に同様の手口の電話があり、約95万円振り込んでいた。いずれも社会保険事務所に確認し詐欺と分かった。
 山口社会保険事務局の調べでは、同内容の不審電話に関する相談は今年に入って下関市で12件、山口市で11件、岩国市で9件寄せられている(26日現在)。【島田信幸】
〔山口版〕

6月28日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070628-00000212-mailo-l35