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2007年06月26日(火) 11時01分

パブ捜索情報で現金受領=逮捕の巡査長−加重収賄容疑で再逮捕へ・愛知県警時事通信

 愛知県警組織犯罪対策課の捜査資料漏えい事件で、地方公務員法(守秘義務)違反で逮捕された同課巡査長栗本敏和容疑者(31)が、捜査情報を漏えいした見返りに10万円前後の現金を受け取っていた疑いの強いことが26日、分かった。県警は拘置期限の29日にも、加重収賄容疑で同容疑者を、贈賄容疑で県警OB木村有志容疑者(51)=同法違反で逮捕=らを再逮捕する方針を固めたもようだ。
 調べなどによると、栗本容疑者は昨年9月初旬、名古屋市中区のフィリピンパブに対する捜査情報を木村容疑者経由で、同店に出入りする人材派遣業楊清賢容疑者(38)=同=に漏えい。情報は楊容疑者から店側に伝えられ、臨時休業したため、同月6日の家宅捜索は失敗に終わった。
 この際、店側は数十万円の報酬を楊容疑者側に渡しており、栗本容疑者はこのうちの10万円前後を受領したとみられる。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070626-00000050-jij-soci