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2007年06月25日(月) 21時21分

共済年金、基礎年金番号への未統合記録が181万件読売新聞

 共産党の小池晃政策委員長は25日、国会内で記者会見し、公務員らが加入する共済年金で、基礎年金番号に統合されていない納付記録が計181万件あることを明らかにした。

 社会保険庁などの説明を受けて記者会見した。

 この181万件は、該当者不明の納付記録約5000万件とは別に管理されており、小池委員長は「新たな年金記録漏れにつながる恐れがある」と指摘している。

 181万件の内訳は、国家公務員共済67万件、地方公務員共済68万件、私学共済46万件。いずれも、1997年に基礎年金番号が導入された時点で、すでに退職した職員らの記録という。政府は、2010年度に共済年金を廃止し、厚生年金に一元化する方針で、181万件についても一元化までに基礎年金番号に統合するとしている。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070625i214.htm