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2007年06月23日(土) 22時08分

<情報漏えい>会員1万8千人ネットに 松坂屋ストアとパレ毎日新聞

 名古屋市に拠点を置く中堅スーパーのパレマルシェ(運営会社はパレ)と松坂屋ストアは23日、両社のポイントカード会員の個人情報がインターネット上に流出したと発表した。パレマルシェが1万7181人分、松坂屋ストアが1620人分で、住所、名前、電話番号、生年月日などの情報が含まれていた。情報悪用による被害は確認されていない。両社は情報が流出した顧客への謝罪を進めている。
 両社は昨年7〜10月、それぞれ新しいポイントカードの導入に伴い、会員データ計7万件の入力作業を東芝テック(東京都)に委託。東芝テックは下請けの名古屋市の情報システム会社エステックに再委託したが、エステックの社員が知人男性に作業の手伝いを依頼。この男性の家族が入力作業を行った自宅パソコンがウイルスに感染し、ファイル交換ソフト「シェア」を介して流出した。
 経済産業省が今月22日、松坂屋ストアに情報流出を指摘。その後の調査でパレマルシェの流出も発覚した。東芝テックは再委託先の情報管理などの実態を把握していなかったという。
 パレマルシェは東海地区で17店舗、松坂屋ストアは東海・首都圏で18店舗を展開している。【中井正裕】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070623-00000088-mai-soci