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2007年06月21日(木) 20時06分

追突事故の相手を射殺、「凶悪な犯行」と元組員に死刑求刑読売新聞

 静岡県三島市で2003年3月、追突事故の相手を殺害したとして、殺人の罪に問われた同県沼津市下香貫馬場、元暴力団組員で無職広瀬直臣被告(31)(覚せい剤取締法違反の罪などで服役中)の論告求刑が21日、静岡地裁沼津支部(原啓裁判長)であった。

 検察側は「一般人が暴力団員に拳銃で射殺されるのは前代未聞で、凶悪極まりない犯行」として死刑を求刑した。

 遺体は白骨化した状態で見つかり、広瀬被告は当初、「首をネクタイで絞めて殺した」としていたが、その後、「拳銃5発を撃ち殺害した」と供述を変えた。

 起訴状などによると、広瀬被告は03年3月11日未明、車を運転中に三島市内の国道交差点で、赤信号で停止していた同県裾野市須山、金属加工会社社長田代忠道さん(当時49歳)の車に追突。口論となり、近くの駐車場で田代さんを射殺した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070621-00000513-yom-soci