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2007年06月18日(月) 10時00分

NHK・驚くべき厚遇 職員の平均年収1163万円日刊ゲンダイ

◆職員の平均年収1163万円
「極めて異常。原因を見極めてほしい」——。12日、NHK経営委員会は橋本元一会長にこう要求を突きつけた。
 そりゃそうだ。セクハラや痴漢といったNHK職員のハレンチ事件は今年だけで6件。特に今月は「42歳ディレクターが電車内で女性にほおずり」「30歳ディレクターが17歳女子高生に痴漢」「34歳チーフプロデューサーが16歳少女とエンコー」と立て続けだ。
 まるで職員の下半身が独り歩きしているかのような異常事態に、NHKは全職員1万1000人に緊急聞き取り調査を行い、「酒には注意するように」と通達を出したという。しかし、ハレンチ事件が打ち止めになるかは大いに疑問だ。
 NHKは「コンプライアンスが十分に浸透していないといわれてもやむを得ず、反省しております」(経営広報部)と説明するのだが……。
 そんな中で、不祥事が続く最大の理由として、NHKの処分の甘さを指摘する声がある。
 例えば、先月、酔って女性に抱きつき、胸や下腹部を触って現行犯逮捕されたアナウンサーの高橋徹(41)だ。NHKは彼に対して、停職3カ月の懲戒処分を下した。だが、停職中も給与は60%保障し、期間中の行動を縛る明確な規定も設けていないという。
「フツーの企業は、停職期間中は給料を払いません。給与を保障しているだけで、NHKの甘さが分かります。しかも、NHK職員の平均年収は1163万円に上ります。高橋アナは現在、単純計算で、働かずに月額60万円近くの給料をもらっていることになります」(マスコミ関係者)
 不祥事を起こしてもこんなベラボーな給料をもらえるとは……。これでは“みなさまのNHK”に大きな変化を期待してもむなしくなるだけだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070618-00000002-gen-ent