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2007年06月18日(月) 20時31分

教育3法案とイラク特措法改正案、与党が参院委で採決へ朝日新聞

 与党は18日、イラク特措法改正案と教育関連3法案を19日に開かれる参院の委員会で採決に踏み切る方針を固めた。しかし、野党が採決に同意していないため、議事が混乱する可能性もある。

 教育関連3法案を審議している参院文教科学委員会は18日の理事懇談会で、19日に安倍首相が出席して質疑することで与野党が合意したものの、野党は採決には反対。イラク特措法を審議する参院外交防衛委員会も19日に5時間質疑することで合意しているが、野党は採決に反対したままだ。

 ただし、与党は「両法案はともに審議時間は十分。採決を遅らせるわけにはいかない」(参院自民党幹部)として19日中に採決に踏み切る方針。

 一方、国家公務員法改正案を審議している参院内閣委員会は18日の理事懇談会で、19日に6時間質疑することで合意した。ただし、イラク改正案などの議事が混乱すれば、その余波で審議が中断する可能性もある。

 国家公務員法改正案は6時間質疑をすれば、質疑時間は計21時間になる。参院では30時間が採決の目安となっており、与党は「あと1日審議すれば、採決できる」(理事の一人)との考えも出ている。与党は20日の審議も求めたが、野党は「定例日以外は審議できない」として持ち帰った。

http://www.asahi.com/politics/update/0618/TKY200706180317.html