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2007年06月17日(日) 03時00分

仲介者の土地取得=緒方元長官親族の不動産会社−朝鮮総連本部売却・東京地検時事通信

 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部(東京都千代田区)の土地・建物売却をめぐる問題で、緒方重威元公安調査庁長官(73)の親族が代表取締役を務める不動産会社(杉並区)が2003年、旧住宅金融専門会社(住専)の大口融資先で総連本部の取引を持ち掛けたとされる不動産会社元社長(73)の自宅だった土地と建物を取得していたことが16日、分かった。
 土地・建物には、金融機関が金銭消費貸借により4億3000万円の抵当権を設定。緒方元長官本人が債務者となっていた。
 問題の不動産は、世田谷区の土地(約1070平方メートル)と地上2階、地下1階建ての建物。02年3月まで、元社長が関係する別の会社が所有し、元社長の住所として登記されていた。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070617-00000009-jij-soci