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2007年06月16日(土) 12時03分

着服:係長が150万円、懲戒解雇 弁済、被害届出さず−−JAおものがわ /秋田毎日新聞

 横手市雄物川町のJAおものがわ(福岡正樹組合長、組合員約2100人)で、燃料事業所の男性係長(42)が約150万円を着服していたことが15日、分かり、同日付で懲戒解雇処分となった。同JAは、本人から全額弁済されたことなどから、警察に被害届は出さないとしている。
 JAおものがわによると、元係長は今年3月27日〜5月25日の間、取引3業者から軽油などの販売代金を回収し、領収書も発行したが、JA未収金口座に入金せず、計4回、総額151万2382円を着服した。
 同JAは2カ所で給油所を経営し、月額残高一覧表に基づき未収金を回収している。ところが、1業者の未収金が多額になったため、督促したところ、月々支払っているとのことで、回収業務にあたった元係長の不祥事が判明した。
 元係長は、消費者金融に相当額の借金があったという。福岡組合長は会見で、「深くおわびしたい」と陳謝する一方、自らの減俸(役員報酬3カ月10分の1)など役員3人、管理職2人の処分を明らかにした。【佐藤正伸】

6月16日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070616-00000075-mailo-l05