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2007年06月15日(金) 01時02分

歴代厚相らの参考人招致も=1カ月後に中間報告−年金問題で総務省検証委が初会合時事通信

 社会保険庁のずさんな管理で約5000万件の年金記録が宙に浮く問題などの原因究明や責任解明などを行う総務省の「年金記録問題検証委員会」(座長・松尾邦弘前検事総長)は14日夕、初会合を開き、1カ月後をめどに問題点を整理した中間報告をまとめることで一致した。松尾座長は会合後の記者会見で「聖域なく必要な人には話を聞く」と歴代の厚生相・厚生労働相や社保庁長官らの参考人招致もあり得るとの認識を示した。
 会合の冒頭、菅義偉総務相は「年金の根幹を揺るがしかねない異常事態。徹底的にうみを出してほしい」と徹底検証を要請。その後、村瀬清司社保庁長官や厚労省幹部から問題の経緯などについて説明を受けた。
 約5000万件の記録漏れ判明後もさまざまな問題が発覚しているが、村瀬長官は「これ以上はない」と明言。社保庁をめぐる問題の原因には厚労省キャリアと同庁の幹部職員、現場職員の「三層構造」を挙げた。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070614-00000217-jij-pol