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2007年06月14日(木) 14時49分

業者に不当な値引き要求など、「エコス」に公取立ち入り読売新聞

 首都圏を中心にチェーン展開しているスーパー「エコス」(東京都昭島市)が、優越的な立場を利用し、納入業者に不当な値引きや従業員の派遣を求めていたとして、公正取引委員会は14日、独占禁止法違反(不公正な取引方法)の疑いで本社を立ち入り検査した。

 関係者によると、エコスは取引上の優位な立場を利用し、食料品などの納入業者に対し、不当な値引き要求や納入額を著しく低くする「買いたたき」や、商品陳列や補充のため、従業員の派遣を求めるなどの違反行為があったという。

 エコスは東証1部上場。3月現在で68店舗、グループ子会社を含めると約110店舗に上る。2007年2月期の売上高は約700億円で、民間信用調査機関によると、食料品小売業界では全国15位。

 エコス企画統括室の話「公取委の調査を受けており全面的に協力している。事実関係は分からないが、疑わしい点があるとしたらきちんと説明したい」

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070614i406.htm