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2007年06月14日(木) 09時26分

ヨドバシカメラが派遣販売員にレジ業務、職安法違反の恐れ読売新聞

 家電量販店大手「ヨドバシカメラ」(本社・東京都新宿区)が、家電メーカーなどから派遣された販売員「ヘルパー」を、店舗のレジ業務に従事させていたことが、わかった。

 本来、店の従業員が行うべきレジ業務に、直接、雇用・派遣契約のないヘルパーを従事させることは、職業安定法違反(労働者供給事業の禁止)にあたる恐れが強い。ヨドバシカメラでは、ヘルパーを店の棚卸しや店内改装に従事させていたことが発覚しており、大阪労働局はレジ業務の実態についても調べる。

 読売新聞が全国19店舗のうち無作為に、大阪市や東京都墨田区、横浜市、川崎市の4店舗を調査。いずれの店でもヘルパーがレジを扱う姿を記者が目撃した。川崎の店舗では5月28日、インターネット接続サービスの新規契約を勧誘するのが本来の仕事である通信サービス会社のヘルパーに対し、店の幹部社員が「(パソコン関連商品のレジカウンターに)行って、行って」と指示。このヘルパーは、自社とは無関係な商品ばかりのレジを打ち、レシートには、ヘルパーの名前が印字されていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070614-00000401-yom-soci