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2007年06月11日(月) 19時15分

<薬事法違反>「酔い覚め薬」ネット販売に罰金 広島地裁毎日新聞

 「食べるとしらふになる」などとうたい、飲酒運転を助長するような未承認医薬品の販売広告をインターネット上に掲載し、無許可で販売したとして、薬事法違反の罪に問われた健康食品会社「タイニック」=広島市南区京橋町=と元同社社長の豊口澄江被告(71)に対する判決が11日、広島地裁(奥田哲也裁判官)であった。奥田裁判官は「薬事法の趣旨を無視した悪質な犯行」などと指摘、同社に罰金100万円(求刑罰金100万円)、豊口被告に懲役1年、執行猶予4年、罰金50万円(同懲役1年、罰金50万円)を言い渡した。
 判決によると、同社は06年4月25日から12月11日ごろの間、未承認の医薬品「しらふサラサラ」と「スーパー酔さめα」の広告を同社のホームページに「血液中に残ったアルコールが分解され、10〜20分でしらふになります」などと掲載した。また同年1月26日から同12月6日の間、計27回にわたり「しらふサラサラ」など3611粒を25万2000円で販売した。【大沢瑞季】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070611-00000063-mai-soci