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2007年06月09日(土) 00時22分

富士工業製の電気コンロでも火災読売新聞

 松下電器産業製の電気コンロで火災が相次いだ問題に絡み、住宅設備機器メーカー「富士工業」(本社・神奈川県相模原市)が製造した同タイプの電気コンロでも、1990年以降に火災などの事故が14件起きていたことが分かった。

 このうち8件は2004年9月までに発生。富士工業ではこのため、同月から無償改修に乗り出したが、今年3月末時点の改修率は対象製品(約3万8500台)の12%にとどまっており、事故も先月までにさらに6件起きていた。

 対象機種は「FH—31A」と「FH—31B」で、電源スイッチのつまみに利用者の体などが接触すると、作動する恐れがある。先月31日には神奈川県内のマンションで、換気扇などを焦がす火災が発生、同社は今月6日、経済産業省に報告した。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070608i413.htm