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2007年06月07日(木) 13時02分

架空契約:エステ元経営者ら4人送検 /新潟毎日新聞

 エステティックのクレジット契約を安い金利に借り換えると偽り、架空の商品購入名目で多重契約させたとして、新潟西署と県警生活保安課は5日、エステ店を経営する「ミッシェリーヌ東京」(新潟市)の元社長、井越彰容疑者(45)ら4人を特定商取引法違反(虚偽書面の交付)の疑いで逮捕し、6日、送検した。
 調べでは、井越容疑者らは、新発田市の30代会社員女性と約50万円分のエステのクレジット契約を結んだ後、昨年5月中旬「金利の安いクレジット会社に借り換える」と偽り、客に化粧品など架空の商品購入契約をさせ、虚偽の契約書を交付した疑い。
 この女性に別のエステ契約を結ばせた疑いもあるほか、他にも若い女性を中心に同様の手口で多重契約を結び、複数のクレジット会社から代金をだまし取っていたとみて、関連を調べている。
 同社は経営悪化で今年1月、負債総額1億3340万円で自己破産。県消費生活センターには昨年12月以降、「複数のクレジット会社から覚えのない請求が来る」などの相談が50件寄せられていた。【岡田英】

6月7日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070607-00000125-mailo-l15