記事登録
2007年06月02日(土) 21時51分

ミドリ電化2店舗で不明朗な就業実態、職安法に抵触の恐れ読売新聞

 家電量販店大手・ミドリ電化(本社・兵庫県尼崎市)の神戸市内の2店舗で、同社員が、携帯電話会社「ソフトバンクモバイル」の販売員に指示して他社製品の販売などをさせていたことがわかった。

 ミドリ電化は4月、京都府内の店舗であった同様の指示が違法として、京都労働局から是正指導されており、同社は今回の指示も職業安定法に抵触する恐れが強いとして改善する方針。

 同社によると、神戸市内の大蔵谷店と名谷店で4月以降も、携帯電話会社の販売員に他社製品の販売や売り場の清掃などをさせていたという。家電量販店業界では、直接雇用関係になく、人件費も負担していない販売員「ヘルパー」を自社の社員のように働かせる不明朗な就労実態が問題化している。

 ミドリ電化広報課は「再発防止に取り組んでいたのに申し訳ない。人員配置を再考したい」としている。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070602i413.htm?from=main4