読売新聞、連載小説の挿絵で写真無断利用（朝日新聞）

2007年06月01日(金) 14時25分

　読売新聞朝刊に連載中の小説「声をたずねて、君に」に使われた中島恵可氏（５１）の５月２８日付の挿絵が「Ｊａｚｚｔｒｏｎｉｋ」の名で活動するアーティスト野崎良太氏の宣伝用写真を無断利用していたことが分かり、同社は１日、中島氏の挿絵の掲載を中止した。

　野崎氏所属のレコード会社「ポニーキャニオン」から、挿絵が野崎氏の宣伝用写真に酷似していると指摘があったことから判明した。

　中島氏は、月刊誌「ダ・ヴィンチ」２月号で見た野崎氏の写真を無断利用したことを認めているという。

　読売新聞社は１日付朝刊に「おわび」を載せ、同日付から写真家・百瀬恒彦氏の作品を掲載することにした。「関係者にご迷惑をかけたことを深くおわびいたします」とコメントしている。