2007年04月27日(金) 09時38分

男性自殺が微増　沖縄全国８番目に多く（琉球新報）

　日本人の人口１０万人当たりの死亡率は男女とも５年前より減少した一方で、代表的な死因のうち自殺だけは男性でわずかに増加したことが２６日、厚生労働省の「２００５年都道府県別年齢調整死亡率の概況」で分かった。年齢調整死亡率は、高齢化の影響などを取り除いて算出した数値で、厚労省は国勢調査に合わせ５年ごとに集計。
　調査結果によると、０５年の人口１０万人当たりの死亡率は男性５９３・２人、女性２９８・６人で、前回の２０００年と比べ男性で４１・０人、女性で２５・３人減。１９６０年以降続く減少傾向がさらに進んだ。
　沖縄は人口１０万人当たりの死亡率は男性５７６・６人、女性２８８・０人でともに低い順で全国１３位。
　死因別で増加したのは男性の自殺。全国平均で０・９人増の３１・６人だった。女性は前回と同じ１０・７人だった。都道府県別で男性の自殺率が最も高かったのは青森の５２・２人で、前回より１７・４人増。次いで秋田５１・８人（４・６人増）、岩手４３・９人（２・９人増）と山形４３・９人（１１・８人増）で東北地方が上位を占めた。女性は高知１５・１人、富山１３・９人、秋田１３・１人の順だった。沖縄は男性が３９・４人で全国で８番目に多く、女性は８・７人で全国４２位。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070427-00000001-ryu-oki