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2007年04月25日(水) 22時10分

タミフル副作用、異常行動186人に 厚労省発表朝日新聞

 厚生労働省は25日、インフルエンザ治療薬タミフルの副作用について、輸入・販売元の中外製薬(東京)からの報告が4月17日までに計1268人に上ったと発表した。このうち異常行動は186人、転落は26人だった。

 01年2月の発売開始から10代への使用が制限された今年3月20日までの副作用報告は1079人。約1カ月で189人、異常行動は58人増えた。突然死などを含む死者数は15人増え70人になったが、異常行動だけだと8人のままだった。

 3月21日以降に起きた10代の異常行動は1人。3月19日に処方されたタミフルを5日間飲み、25日に2階の窓から飛び降り、腰などの骨が折れるけがをしたという。

 報告数が1カ月間で増えたことについて同省は「タミフルへの関心が高まり、これまで報告されなかったものも掘り起こしたのではないか」とみている。

http://www.asahi.com/life/update/0425/TKY200704250342.html