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2007年04月24日(火) 03時01分

近未来通信社長の国際手配を完了、中国東北部に潜伏情報も読売新聞

 IP電話事業への投資名目で300億円以上を集めた「近未来通信」(昨年12月破産)による詐欺事件で、警視庁捜査2課は、詐欺容疑で逮捕状を取った同社社長の石井優容疑者(50)について、国際手配の手続きを完了した。

 石井容疑者は、中国東北部の遼寧省に潜伏しているとの情報もあり、同課では、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて所在確認を進める。

 石井容疑者は、同庁が同社を捜索する半月ほど前の昨年11月17日、羽田空港から出国し、韓国経由で中国に入国したことが確認されている。同課では、石井容疑者の所在について情報を集めているが、その後も中国にとどまっている可能性が高く、同社の破たん前に何度か訪れていた遼寧省に滞在しているとの情報もあるという。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070424i201.htm