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2007年04月24日(火) 11時06分

愛知県警巡査部長の飲酒運転、事故処理の警官が隠ぺい工作読売新聞

 愛知県警稲沢署生活安全課の男性巡査部長(58)が今月2日、飲酒運転で物損事故を起こしたにもかかわらず、事故処理した県警一宮署交通課の男性警部補(41)が、酒気帯び運転の数値が出ないよう細工をしていたことが判明した。

 県警は、巡査部長を道路交通法違反容疑で送検する方針で、警部補についても犯人隠避容疑での立件を検討している。

 県警監察官室の調べによると、巡査部長は1日夜、自宅で焼酎3合を飲み、就寝。翌2日朝、乗用車で稲沢署へ出勤する途中、一宮市の交差点で、貨物自動車と衝突する物損事故を起こした。現場に出向いた警部補は、巡査部長の飲酒検知中、アルコール濃度が酒気帯び運転の値(呼気1リットル中0・15ミリ・グラム)を超えるのは確実だと判断、故意に検知管を外し、0・14ミリ・グラムを示したところで止めたという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070424-00000503-yom-soci