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2007年04月21日(土) 09時27分

地元の統一教会幹部、身代金に言及せず パラグアイ誘拐朝日新聞

 パラグアイの誘拐事件で解放された世界基督教統一神霊協会(統一教会)関連会社社長の太田洪量(ひろかず)さん(62)について、地元の統一教会幹部は20日、首都アスンシオンの教団施設で会見し、政府や捜査機関などに謝意を表した。身代金支払いの経緯や金額に関しては「仲介役が担っており、我々は話す立場にない」と言及を避けた。

 捜査当局は身代金の額を約13万8000ドル(約1600万円)としている。事件中は教団幹部が「身代金は支払い可能だ」などと犯人グループに呼びかけていた。

 在パラグアイ日本大使館によると、太田さんはこの日、大使館内で静養した。到着直後の太田さんは疲れた様子で、「お世話をかけました」と話したという。

http://www.asahi.com/international/update/0421/TKY200704210036.html