記事登録
2007年04月20日(金) 10時06分

「飲酒運転見逃された。田舎万歳」 福岡広域森林組合職員 ネット上に虚偽日記西日本新聞

 福岡広域森林組合(本所・福岡県那珂川町)の男性職員(25)が、インターネット上に実名で「駐在さん(警察官)に飲酒運転とノーヘルと無免許運転で捕まった。でも見逃してくれた。田舎万歳」などと虚偽の書き込みをしていたことが、19日分かった。同組合は「社会全体で飲酒運転撲滅に取り組んでいるさなかに不謹慎」と辞職願を提出させ、受理した。

 同県警前原署などによると男性は今月7日、ヘルメットをかぶらずに中型バイクを同県前原市内で運転。警察官が見かけて笛で制止しようとしたが、逃走。その後、本人が謝りに来たため、運転免許証を確認したところ、自動二輪の運転免許はもっていなかった。しかし、道交法違反の現行犯と断定する根拠がないため、指導にとどめた。

 ところが男性は同日夜、ネット上の自らの公開日記に虚偽の書き込みをしたという。前原署が事情を聴いたところ、男性が「冗談のつもりだった」と認めたため、厳重注意。一方、組合は17日に懲罰委員会を開いたが懲戒処分にせず、辞職扱いにした。その理由を組合は「若く将来があるし、懲戒解雇とするには酷」と説明している。

 男性の組合採用は4月で、試用期間中だった。

=2007/04/20付 西日本新聞朝刊=

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070420-00000018-nnp-soci