記事登録
2007年04月20日(金) 14時46分

長崎市長射殺、容疑者は組内で孤立か読売新聞

 長崎市の伊藤一長市長(61)が射殺された事件で、逮捕された指定暴力団山口組系水心会会長代行の城尾哲弥容疑者(59)が長崎県警捜査本部の調べに、「犯行現場まで1人で行った」と供述していることがわかった。

 城尾容疑者が組織内で孤立していたとの情報もあり、県警は城尾容疑者の単独犯行との見方を強めている。

 調べによると、城尾容疑者には専属の運転手がいるが、運転手は事情聴取に対し、「城尾容疑者を現場まで車に乗せていくことはしなかった」と話した。

 城尾容疑者はかつて水心会傘下の城尾一家を率いていたが、養子が引き継いだ。同会会長代行となったものの、組織運営について実質的な権限はなかったという。県警は、事件前から組員の間で城尾容疑者を軽んじるような言動があったことを把握。「統率力を疑問視され、孤立を深めていた」との関係者の証言も得ている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070420-00000408-yom-soci