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2007年04月19日(木) 22時33分

【中国】中国の従来大手サイト:世界PVランキングで急落サーチナ・中国情報局

 中国の大手ポータルサイトなど多くのWebサイトへのアクセス数の減少が顕著になっている。米Alexa社の調査によると、総ページビュー(PV)数を基にした世界のWebサイトランキングでは、トップ10には百度(Baidu)が7位、騰訊(テンセント)が9位に入っているのみ。

 2005年当時は、トップ10に新浪(SINA)、捜狐(SOHU)、百度、網易(NETEASE)が入っているほか、トップ100のうち33サイトが中国のサイトであった。一方、07年になってからは、トップ10に百度と騰訊が残っている以外、新浪は12位、捜狐が20位で、トップ100に入っているのはたった十数サイトという状態だ。

 主なニュースサイトのランキングも下がっており、新華網(新華通信社系)は05年当時50位以内に入っていたが、現在は136位。中央電視台(CCTV)のウェブサイトである央視網と人民網(人民日報系)も100位以内から現在は310位と360位にまで下がっている。

 こうした順位急落の背景には、米Alexa社による測定方法の変化があるのではないかとも指摘されている。しかし、検索、IM(インターネット・メッセージ)、エンターテイメントなどインターネットを活用したツールが次々に登場し、ブログやフォーラムが全盛の中で、工夫もなくニュースを掲載、あるいは転載するだけのサイトでは生き残れないのではないかとの懸念が中国のネット業界で広がっている。(編集担当:入澤可織)

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