記事登録
2007年04月19日(木) 08時36分

【中国】情報産業部:悪質SP業者を招集、苦情ホットライン設置サーチナ・中国情報局

 情報産業部経済調節・通信清算司は、ユーザーからの苦情に基づき40社以上に上るサービスプロバイダ(SP)業者を招集し、警告や指導を行った。2006年にも悪質SPの整理が行われたが、直接業者を召集して指導を行うのは初めて。

 会議に参加したSP関係者によると、当日招集されたSP企業は、今後送信したSM(ショート・メッセージ)の数や返信のあったユーザー数と費用などについて重点的に調査が行われるという。情報産業部は、ユーザーへの賠償を要求したほか、業者の改善状況や、違反状況を調査し、悪質なものについては厳格な処分を行うと強調したとみられる。

 同時に、多くのSPを抱える中国移動(チャイナモバイル)も「移動夢網SP合作管理方法」を発表し、管理を徹底すると強調。強制的な費用の徴収の禁止、大量の広告メールの送信の禁止、運営キャリアのサービス範囲を超えるサービスの提供や費用の代理徴収の禁止など9項目に渡る禁止事項が定められている。

 情報産業部は、10月31日から全国統一の新しいSPコードを用いる予定で、苦情に基づいて業者のコードを調べれば、SP業者が簡単につきとめられるようになるという。また既に「12300通信サービス品質苦情サービス」のホットラインを設置しており、SPに関する苦情を直接情報産業部が受け付ける。(編集担当:入澤可織)

■関連ニュース
全人代:ある代表がSMSの悪質詐欺の実体験を披露 (2007/03/13)

■関連トピックス <  経済  >  IT  >  情報・通信  >

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070419-00000001-scn-cn