記事登録
2007年04月19日(木) 23時07分

あるある捏造、民放連が関西テレビ除名を正式決定読売新聞

 フジテレビ系で放送された「発掘!あるある大事典2」の捏造(ねつぞう)問題で、日本民間放送連盟(民放連、会長=広瀬道貞・テレビ朝日会長)は19日、東京都内で臨時総会を開き、番組を制作した関西テレビを除名処分とすることを正式に決めた。

 除名期間は定めないが、準キー局が除名処分されるのは今回が初めて。

 臨時総会後、広瀬会長は「放送法改正論議にまで発展した大きな責任があり、各放送事業者も(除名に)賛成せざるを得なかった。私自身としては(関テレが)早く面目を一新して、復帰してもらいたい」と述べた。

 除名されると、キー局との間で番組を送受信するために、民放連がNTTコミュニケーションズと包括契約している主要回線の使用料を単独契約しなければならない。このため、関テレは通常より割高の支出を強いられるはずだったが、民放連は臨時総会に先立つ理事会で、これまで通り団体割引で回線を使用させることを決めた。

 民放連は「新たな回線を使用すると放送ミスが起こる恐れがある。視聴者に安定して放送サービスを提供するメリットを考えた」と説明している。

http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070419i414.htm