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2007年04月18日(水) 10時18分

不二家 一般菓子、小売り大手で販売再開毎日新聞

 大手菓子メーカー・不二家の一般菓子販売が17日、コンビニエンスストアのローソン(約8500店)やスーパーのユニーグループ(約6500店)など小売り大手で再開した。同社を経営支援している山崎製パン傘下のデイリーヤマザキ(1706店)が10日から一部商品の販売を再開していたが、大手はミルキーやカントリーマアムなどの主力商品が出そろう17日にずれ込んでいた。
 不二家の桜井康文社長は同日、ローソンなどを訪れ、「ペコちゃんの顔が棚にあると、店頭が明るくなる」と販売再開にホッとした表情だった。ローソンでは、顧客の不安を払しょくするため、米国の品質管理手法の導入後に生産した商品であることを説明する表示を全店に掲げた。
 17日までに再開した小売りは330社で、1月中旬の販売停止前の半分以下にとどまるが、ダイエーや西友、ファミリーマートも「再開を前向きに検討中」としており、再開の動きは広がる見通し。
 21日からは大手スーパーのイオンがグループ約3000店で販売を再開する。子会社の品質検査機関で厳しいチェックをするイオンの“お墨付き”で「販売再開の流れに弾みがつく」(山崎製パン幹部)との期待も高まっている。【谷口崇子】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070418-00000008-maip-bus_all