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2007年04月18日(水) 03時04分

<長崎市長銃撃>テレビ朝日に市長批判文書…容疑者郵送毎日新聞

 テレビ朝日は17日夜のニュース番組「報道ステーション」で、城尾容疑者が郵送してきた伊藤一長市長を批判する文書の内容を報道した。
 テレビ朝日によると、文書は長崎中央郵便局の15日付消印で、17日に茶封筒3通が届いた。いずれも報道ステーションあてで、うち1通には4枚の手紙が入っていた。カセットテープ数本も同封されていた。
 手紙は「私、城尾哲弥はここに真実を書いて、自分の事は責任をとります。伊藤一長長崎市長を許せないのは、市民の為、県民の為、不正を許すことができないからです」と書き出し「雲仙温泉センターの解体工事で約束違反があり、お詫(わ)びに百万円やると言われたが受け取っていない」「これは役所も一体となって捏造(ねつぞう)されたもの」などと公共工事をめぐるトラブルを示唆した。
 また、道路工事現場での自分の事故にも触れ「市の幹部に報告されず、自分が事故を捏造したようにされている」などと不満を記していた。
 この文書について、警察当局幹部は「事件の動機につながる可能性があるので、任意提出を受けるか、差し押さえたい」と話した。テレビ朝日側は「警察から要請があり次第対応を検討する」としている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070418-00000015-mai-soci