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2007年04月18日(水) 14時00分

食中毒:イヌサフラン食べ、長岡の男性中毒死 /新潟毎日新聞

 県は16日、長岡保健所管内の50代自営業男性が有毒の観葉植物「イヌサフラン」の葉を山菜のギョウジャニンニクと間違えて食べ、死亡したと発表した。記録が残る65年以降、県内でイヌサフランによる食中毒で死者が出たのは初めて。
 同保健所によると、男性は12日、妻の実家に生えていたギョウジャニンニクを採取した際、近くに生えていたイヌサフランも一緒に摘み、13日夜に炒め物などにして食べた。その後2人とも下痢や吐き気、腹痛などの症状を訴え、男性は病院に入院したが16日午後に血圧低下と多臓器不全で死亡した。妻は軽症で既に回復している。
 イヌサフランはユリ科の球根植物で、有毒成分の「コルヒチン」を含有。過剰摂取すると呼吸不全や肝機能障害などを起こすことがある。全国でも年間数件程度、誤食による食中毒が起きているという。【五十嵐和大】

4月18日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070418-00000138-mailo-l15